「キャリア決済を現金化すると違法になる?」
「もう利用してしまったけど、逮捕されたりしない?」
「携帯会社に知られたら、スマホを止められるの?」
このような不安から、キャリア決済現金化について調べている方もいるのではないでしょうか。
まず知っておきたいのは、キャリア決済を現金化したという事実だけを切り取って、すべてのケースを一律に「犯罪」と判断することはできないということです。
一方で、
- 携帯会社などの利用規約に抵触する
- キャリア決済を制限される
- 支払いができず、携帯料金を滞納する
- 現金化業者とのトラブルに巻き込まれる
といった別の問題が起こる可能性があります。
「違法ではないなら大丈夫」と単純に考えるのも危険です。
この記事では、法律の問題と携帯会社との契約上の問題を分けながら、「実際に何が起こる可能性があるのか」「すでに利用してしまった場合はどうすればいいのか」を順番に説明します。
参考:キャリア決済現金化のことならキャリソック
キャリア決済現金化は違法なの?
最初に一番気になる点から確認していきましょう。
キャリア決済現金化については、現金化という行為だけを理由に、利用者が必ず犯罪になるとは一概にいえません。
ただし、ここで注意したいのが、
「犯罪に当たるかどうか」と「携帯会社などのルールに違反するかどうか」は別の話
という点です。
キャリア決済は本来、商品やサービスを購入し、その代金を毎月の携帯電話料金などとまとめて支払う仕組みです。消費者庁も、キャリア決済を「後払い」の決済方法の一つとして説明しています。
その仕組みを利用して現金を得ようとすると、利用するサービスや取引内容によっては規約上の問題が生じる可能性があります。
そのため、
「違法じゃないなら何をしても問題ない」
という理解は避けたほうがよいでしょう。
「違法」と「規約違反」は同じではない
ここが混乱しやすいところです。
たとえば、
違法
とは、法律に反する行為を指します。
一方、
規約違反
とは、携帯会社やサービス提供会社との間で決められている利用条件に反することです。
規約に違反したからといって、それだけで直ちに逮捕されるという意味ではありません。
しかし、サービス提供会社から、
- 決済機能を制限される
- サービスの利用を停止される
- 契約に基づいた対応を受ける
可能性はあります。
実際、ソフトバンクが提供するデジタルコード販売サービスでは、「デジタルコードを転売または換金する行為」が禁止事項として明記されています。
つまり、確認しなければならないのは「犯罪になるか」だけではありません。
利用したキャリア決済や購入先が、どのようなルールを定めているのか
まで確認する必要があります。
キャリア決済を現金化すると逮捕される?
「すでに現金化してしまった。警察が来るのでは?」
と心配している方もいるでしょう。
通常は、現金化をしたという事実だけで「必ず逮捕される」と考える必要はありません。
ただし、具体的な取引方法によって話は変わります。
たとえば、
- 他人のアカウントを不正に使用した
- 他人になりすまして決済した
- 虚偽の情報を使って取引した
- 詐欺的な方法で商品や金銭を取得した
といった別の行為が含まれている場合には、単なる「現金化」の問題だけでは済まない可能性があります。
したがって、
「キャリア決済現金化=即逮捕」でもなければ、「現金化なら何をしても大丈夫」でもありません。
自分がどのような方法で利用したのかを分けて考える必要があります。
携帯会社にバレたらどうなる?
違法性と同じくらい心配なのが、
「携帯会社に知られたらどうなる?」
という点ではないでしょうか。
ここについても、「必ずスマホが止まる」と断定することはできません。
考えられる対応は、契約している携帯会社や利用状況、規約などによって異なります。
たとえばキャリア決済については、利用状況などによって決済機能そのものに制限がかかることがあります。
ソフトバンクも、携帯料金の未払いなど一定の状況では「ソフトバンクまとめて支払い」が利用できなくなる場合があると案内しています。
ここで大切なのは、
キャリア決済が利用できなくなることと、携帯電話回線そのものが即座に使えなくなることを混同しないこと
です。
どのような措置になるかは契約状況によって異なるため、実際に利用制限の通知などが届いている場合は、その内容を確認しましょう。
現金を受け取っても、キャリア決済の請求はなくならない
意外と見落としやすいのが、この部分です。
キャリア決済を使って商品などを購入し、それを売却して現金を受け取ったとしても、最初に利用したキャリア決済の代金が消えるわけではありません。
キャリア決済では、購入した商品・サービスの代金が携帯料金などと一緒に請求される仕組みになっています。
たとえば、
1万円分をキャリア決済で購入
↓
売却して8,000円を受け取る
↓
後日、キャリア決済の1万円分を支払う
ということもあります。
この場合、一時的に8,000円を手にすることはできても、後から1万円の請求が残ります。
そのため、
「今月だけ乗り切りたい」
という気持ちで利用すると、翌月以降の支払いがさらに苦しくなる可能性があります。
支払いができなくなるとどうなる?
「現金化したこと」より、むしろその後の支払いが問題になるケースもあります。
キャリア決済は後払いなので、利用した金額は後から支払わなければなりません。
そこで、
「現金化した分を生活費に使ってしまった」
「翌月の携帯料金を払えなくなった」
となると、携帯料金そのものの滞納につながることがあります。
滞納した場合の対応は携帯会社や契約内容によって異なりますが、決済機能を利用できなくなる場合があります。
ソフトバンクも、携帯電話料金が未払いだったり、支払いが期日を過ぎたりした場合に、「まとめて支払い」が利用できなくなることがあると案内しています。
「現金を手に入れられるか」だけではなく、
次回の請求日に本当に支払えるのか
まで考えることが大切です。
「ブラックリストに載る?」と心配している場合
「現金化したことがバレたら、ブラックリストに載るのでは?」
と不安に感じる方もいるでしょう。
この点についても、「現金化した=すぐ信用情報に登録される」と単純に結びつけるのは適切ではありません。
現金化そのものと、支払いの延滞などは分けて考える必要があります。
特に注意したいのは、キャリア決済を利用した後に携帯料金などを支払えなくなるケースです。
契約内容や支払方法によって扱いが異なるため、実際に支払いが難しくなっている場合は、「現金化がバレるか」だけを心配するより、まず請求内容と支払期限を確認するほうが重要です。
現金化業者なら安心というわけではない
ネットで検索すると、
「キャリア決済現金化は合法です」
「安心して利用できます」
と説明している業者を見かけることがあります。
しかし、その言葉だけを見て安全と判断するのはおすすめできません。
特に注意したいのが、
- 最初に聞いていた金額より振込額が少ない
- 後から手数料を追加された
- 本人確認書類を必要以上に要求された
- 個人情報を送った後に連絡が取れなくなった
- 解約やキャンセルを申し出たら高額な料金を請求された
といったケースです。
消費者庁も、現金化に関連する一部の取引について、高額な負担によって生活が悪化することや、提供した個人情報が悪用される危険性を注意喚起しています。
「すぐ現金が手に入る」という部分だけではなく、最終的にいくら支払うことになるのかを見ることが重要です。
古物商許可がある業者なら安全?
業者のホームページを見ると、
「古物商許可取得済み」
という表示があることがあります。
これを見て、
「警察から許可をもらっているなら、取引も全部安全なのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、古物商許可が掲載されていることだけを理由に、その業者とのあらゆる取引が安全だと判断することはできません。
確認したいのは、
- どのような取引をするのか
- 手数料はいくらか
- 最終的な振込金額はいくらか
- キャンセル条件はどうなっているか
- 個人情報を何に利用するのか
といった実際の契約内容です。
「許可番号があるから大丈夫」と、それだけで判断しないようにしましょう。
これからキャリア決済現金化をしようとしている方へ
まだ利用していないのであれば、一度、
「現金化した後の支払いまで問題なくできるか」
を考えてみてください。
たとえば1万円分を決済しても、手元に1万円が残るとは限りません。
業者の手数料や商品の売却損があれば、受け取れる現金はそれより少なくなります。
それでもキャリア決済の請求自体は残ります。
つまり、
将来支払う1万円と引き換えに、それより少ない現金を今受け取る
状態になる可能性があります。
生活費や支払いが足りなくて利用を考えているのであれば、目先の現金だけでなく、その後の負担まで見て判断したほうが安全です。
すでにキャリア決済現金化をしてしまった方へ
すでに利用してしまい、不安になってこの記事を読んでいる方もいると思います。
まず、必要以上に「逮捕されるかもしれない」と思い込むより、現在の状況を整理しましょう。
まず請求額と支払日を確認する
最初に確認したいのは、
キャリア決済でいくら利用し、いつ請求されるのか
です。
受け取った現金ではなく、支払わなければならない金額を確認してください。
携帯会社のマイページやアプリなどから利用履歴・請求額を確認できます。
携帯会社から連絡が来ている場合
利用停止や本人確認などの連絡が来ている場合は、通知の内容を確認しましょう。
ただし、携帯会社を名乗った偽SMSなども存在します。
消費者庁なども、通信会社を装った料金請求や、キャリア決済の不正利用につながるトラブルについて注意を呼びかけています。
SMSに記載されたURLをそのまま開くのではなく、公式アプリや公式サイトから確認するほうが安全です。
業者と連絡が取れなくなった場合
現金化業者に、
「お金を振り込んだのに連絡が取れない」
「本人確認書類を送った後に音信不通になった」
「説明されていない料金を請求された」
といった問題がある場合は、一人で解決しようとしないことも大切です。
契約画面やメッセージ、振込履歴などが残っている場合は削除せず保存しておきましょう。
個人情報を送ってしまった場合
運転免許証などの本人確認書類を送信している場合は、
- 何を送ったのか
- 送信先はどこか
- 相手の会社名や連絡先
- やり取りの内容
を記録しておきましょう。
「怪しい」と感じてから慌てて履歴を消してしまうより、後から相談できるよう証拠を残しておくことが大切です。
支払いが難しい場合は、現金化を繰り返さない
すでにキャリア決済を現金化し、その請求を払うために、
「別のキャリア決済を現金化しよう」
「別の後払いサービスで現金を作ろう」
と考えている場合は注意が必要です。
返済や支払いのために新しい後払い取引を重ねると、負担が徐々に大きくなる可能性があります。
消費者庁も、一部の現金化サービスについて、後々の支払いによって生活が悪化し、多重債務につながる危険性を指摘しています。
支払いが難しくなっている場合は、「次の現金化方法」を探すより、今ある請求を整理することを優先したほうがよいでしょう。
トラブルになったらどこに相談すればいい?
業者との契約や料金についてトラブルになっている場合は、消費生活センターなどに相談できます。
消費者庁は、消費者ホットライン「188」を案内しており、原則として最寄りの消費生活センターや相談窓口につながります。
また、
- 不審な請求を受けた
- 脅されている
- 詐欺ではないかと思う
- 個人情報の悪用が心配
など、問題の内容によって相談先も変わります。
自分だけで判断できない場合は、「こんなことで相談していいのかな」と抱え込まず、状況を説明して相談先を確認する方法もあります。
キャリア決済現金化について不安なときに覚えておきたいこと
キャリア決済現金化について調べていると、
「違法なのか」
という部分ばかりが気になってしまうかもしれません。
しかし、実際にはそれだけではありません。
大切なのは、
法律上問題があるのか
携帯会社などの規約に反していないか
後から請求される金額を支払えるのか
利用している業者は信用できるのか
を分けて考えることです。
キャリア決済を現金化したからといって、すべてのケースで直ちに犯罪になるわけではありません。
一方で、「犯罪ではないなら安全」とも限りません。
特に、現金化した後にもキャリア決済の請求は残ります。
これから利用しようとしているのであれば、受け取れる金額だけではなく、その後に支払う金額まで確認してください。
すでに利用してしまったのであれば、必要以上に怖がるより、
利用額・請求日・携帯会社からの通知・業者とのやり取り
を一つずつ確認していきましょう。
「自分の場合はどうなるのだろう」と不安なときほど、違法か合法かという二択だけで判断せず、現在起きている問題を切り分けて考えることが大切です。